Dropboxの使い方|基本のアップロード・共有・同期方法

クラウドって、どこから始まるの?
きみの右手の、すぐそこから

「あのファイル、どこに保存したっけ?」
「共有したはずなのに、相手が見つけられない…」

ファイル管理や共有で感じる“ちょっとした不便”、意外と多いものです。
シンプルで軽快なクラウドストレージを選びたい、と思いませんか?

中でもDropboxは、シンプルな構成で使いやすく、ちょっとした画像や資料を他の人と共有したいときにとても便利です。
フォルダを指定するだけで、自動的にクラウドと同期されるので、操作に迷わず使い始めることができます。

この記事では、Dropboxの導入手順から、ファイルのアップロード・整理・共有の方法まで、順を追って紹介していきます。
クラウドサービスは初めてという人でも、Dropboxなら始めやすいはずです。

目次

1. Dropboxとは?

Dropboxは、ファイルの保存・共有・同期が簡単にできるクラウドストレージサービスです。
Google Drive や OneDrive と同様に、インターネット上にファイルを保存して、複数のデバイスからアクセスできます。

✅️軽量でシンプルな操作性
Dropboxの特長は、操作画面がシンプルで、動作が軽いことです。
余計なメニューや機能が少ないため、初めて使う人でも直感的に扱えます。

✅️共有と同期に強い

ファイル共有がスムーズ
フォルダごと共有できるため、共同作業にも便利
複数端末での同期が早く安定している

ビジネスの現場などで、作業用ファイルを複数人でやり取りするケースにも適しています。

✅️他のクラウドストレージとの違いは?
OneDriveやGoogle Driveと比べると、

シンプルさと軽快な同期性が優秀
無料プランの容量は少なめ(2GB)

このように、Dropboxは「軽さ」と「共有のしやすさ」を重視したサービスとして、一時的な保存場所として使うのに適しています。

他のクラウドサービスも使ってみよう

Dropbox以外にも便利なクラウドサービスがあります。
それぞれクラウドサービスによって、データや用途による使い心地の違いがあります。
ぜひ試してみてください。

2. Dropboxの始め方

Dropboxを使い始めるには、まずアカウントの作成とアプリの導入が必要です。
web版もありますが、機能が制限された簡易版であるため、アプリでの使用がメインになります。

2-1. アカウントの作成手順

Dropbox公式サイト にアクセスします。

② メールアドレスを入力して「続行」をクリック。

③ 氏名、パスワードを入力し、「同意して登録する」をクリック。

④ 「個人」を選びます。
「個人」「仕事」「学校」の選択は、主に初期設定やレコメンド表示のカスタマイズに影響するだけで、どれを選んでも、機能そのものが制限されるわけではありません。

⑤ 無料プランで登録するなら「またはDropbox Basicを継続」をクリック。
有料プランを利用する場合は、必要なものを選びます。

⑥ アカウント作成と同時に、アプリをインストールするときは「インストール」をクリックします。
不要な場合はスキップでOKです。後でのインストールも可能です。

⑦ アカウント画面が表示されます。

⑧ メールアドレスの確認メールが届くので、リンクをクリックして登録完了です。

✅️補足:Googleアカウントがすでにある場合は、より簡単にアカウント作成をすることができます。

これは、Googleのシングルサインオンといって、Googleアカウントの情報を使ってアカウント登録をするものです。
詳しくは別の記事でも解説していますので、参考にしてください。

2-2. アプリのインストールとログイン

Dropboxには、ブラウザで使う「Web版」と、パソコンにインストールして使う「デスクトップアプリ版」があります。

✅️デスクトップアプリを使うメリット:
専用フォルダに入れるだけで自動同期
ファイルがローカルにあるように扱える
Windowsのエクスプローラーに統合されるため操作がスムーズ

アプリの導入は、公式サイトからインストーラーをダウンロードして起動し、Dropboxアカウントでログインするだけで完了します。

インストールの手順

① アカウント画面の上部、パソコンのアイコンをクリック。

② デスクトップの場合→「インストール」をクリック。

③ ダウンロードファイルを開きます。

④ インストールが完了すると、Dropboxが起動します。
説明が表示されるので確認します。

⑤ 途中でプラン選択画面があるので、無料プランを選ぶ場合は「Basicプランを継続」をクリック。

⑥ これで完了です。

⑦ エクスプローラーにDropboxが追加されています。
また、右下のタスクトレイにもアイコンが追加されています。

3. ファイルをアップロードする方法

Dropboxの使い方で覚えておきたいのが、ファイルの「保存」と「同期」の仕組みです。
操作はとてもシンプルで、専用フォルダにファイルを入れるだけで自動的にクラウドと同期されます。

Dropboxアプリをインストールすると、パソコン内に「Dropbox」フォルダが作成されます。
この中にファイルを保存すると、自動的にDropboxクラウドにアップロードされます。

同期状態を示すアイコンの意味

Dropboxでは、ファイルの右下に小さなアイコンが表示され、同期状態を一目で確認できます。

☁ 雲マーク:オンラインのみ。開くとダウンロードされる
✅ 緑のチェックマーク:クラウドと同期済み
🔄 青い丸矢印:同期中

「🔄→☁」に変わると、アップロードが完了している状態です。
「🔄」の状態のままPCを閉じないように注意しましょう。

4. ファイルとフォルダの共有方法

Dropboxでは、ファイルやフォルダを他の人と共有することができます。
用途に応じて、「閲覧だけしてもらう」「一緒に編集したい」など、共有方法を選ぶことができます。

4-1. ファイル共有とフォルダ共有の違い

Dropboxで共有できるのは、ファイル単体だけでなく、フォルダ単位でも可能です。両者には以下のような違いがあります。

ファイル共有:特定の1ファイルだけを共有。主に「閲覧用」として使われます。
フォルダ共有:中のファイルを含めて、お互いに編集・追加・削除が可能です。

複数のファイルをまとめて管理したいときや、継続的に共同作業をしたい場合は、フォルダ共有がおすすめです。

4-2. 編集できる共有と、閲覧のみの共有

共有方法編集可否Dropboxアカウントが必要か
閲覧専用リンクを送る×(閲覧・ダウンロードのみ)不要
編集権限でフォルダを共有する○(ファイル追加・編集可)必要(無料でOK)

編集権限をつけた共有は、無料プランの場合は制限があります。
以下の条件の場合のみ、可能です。

①編集権限を付けたフォルダ共有
②共有相手が、Dropboxのアカウントにログイン

編集権限を付けたファイル共有は、有料プランでのみ対応しています。

4-3. 編集権限でフォルダを共有する方法

①共有したいフォルダを右クリック
「共有」を選ぶ

②「編集可能」に設定する。
共有相手のメールアドレスを入力して、「フォルダを共有」をクリック。

これで、相手のDropboxにも共有フォルダが表示され、自由に出し入れ・編集ができるようになります。
ファイル共有も同じ手順です。前述の通り、こちらは閲覧のみの権限になります。

4-4. リンクを送って共有する方法

ファイル・フォルダのリンクを発行して、共有する方法です。
この方法は、「閲覧のみ」の権限しか付けられませんが、共有者のDropboxアカウントが不要なので、その点便利です。

方法もシンプルです。
共有画面で、「リンクを作成してコピー」をクリック。
コピーしたものを、メールやチャットで共有することができます。

4-5. 共有を解除する方法

✅️ リンクを一括解除する方法

① 共有画面から、「設定」を開きます。

② 「フォルダ共有を解除」を選びます。

これで、解除完了です。

✅️ 個別の共有を解除する方法

① 共有画面の「アクセスできるユーザー」をクリック。

② 解除したいユーザーの権限の欄を選択。

③ 権限選択から「削除」をクリック。

これで、削除完了です。

4-6. 有料プランで使える追加の共有機能

Dropboxの有料プランでは、以下のような 細かい制限や保護設定 も利用できます。

機能無料プラン有料プラン
パスワード付き共有リンク×
有効期限の設定×
閲覧専用フォルダの作成△(制限あり)

たとえば、仕事で外部に一時的にファイルを渡したいときや、閲覧だけ許可したいときには、これらの機能が役立ちます。
本格的に活用するのであれば、有料プランを検討してみましょう。

5. 容量管理と有料プランのしくみ

Dropboxは無料で始められる便利なクラウドストレージですが、利用できる容量には制限があります。

無料プランで使える容量は2GB

Dropboxの無料プラン(Basic)では、最大2GBまでのデータを保存できます。書類や画像の保存には十分な容量ですが、動画や高解像度の写真を多く扱う場合はすぐにいっぱいになってしまうかもしれません。
まずはどれくらい使っているかを確認し、不要なファイルの削除や、不要な共有リンクの解除などで容量を節約しましょう。

有料プランの種類と特徴

より多くの容量が必要な場合は、有料プランを検討するのも一つの方法です。Dropboxには複数の有料プランが用意されています。

Plusプラン(個人向け):2TBまで保存可能。過去30日間のファイル履歴の復元なども対応。
Familyプラン:2TBを最大6人で共有可能。家族で使う場合に便利です。
Professionalプラン(ビジネス利用も想定):3TBの容量、ファイル送信のパスワード保護、ファイル追跡機能などが追加されます。

利用目的に合わせて、自分に合ったプランを選ぶのがポイントです。

つまずいた石も、歩いた証だよ

6. まとめ

Dropboxは、複雑な設定をせずに、ファイルを保存・同期・共有できるシンプルなクラウドサービスです。

オンラインストレージとしての機能はもちろん、専用フォルダに入れるだけで自動的にクラウドと同期される手軽さが魅力です。家族やチームとのちょっとしたデータのやりとりにも向いており、仕事・趣味を問わず多くのユーザーに使われています。

無料版の容量は限られていますが、日常的なファイルの保管や画像・文書の共有には十分活用可能です。
「クラウドは難しそう」と感じる人にとって、Dropboxは最初の一歩としてもおすすめの選択肢です。

クラウドを安心して使うために

クラウドサービスを使うなら、パスワードやセキュリティの意識も大切です。
安心してネットを活用するための基本も、ぜひチェックしてみてください。

 [パスワードを守ろう|作成・管理方法を見直して安全を守る。]

 [1Passwordの使い方と購入ガイド|はじめてでも安心の管理ツール入門]

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