無料で始めるオンライン会議|Zoom・Google Meet・Teamsの無料プランはどこまで使える?

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おせわになって、おります
いい調子だよ

「オンライン会議って、どれを使えばいいの?」
そんな悩みを持ったまま、とりあえず最初に開いたアプリを使い続けていませんか?

今では、誰でも無料で使えるオンライン会議ツールがいくつも登場しています。
でも、それぞれのツールに得意・不得意があり、シンプルなやりとりに向いているものもあれば、ビジネス向け機能が強いものもあります。

この記事では、代表的な3つのツールの特徴や違いを、初心者向けにやさしく解説します。

なるべくカンタンに使いたい人
仕事でもプライベートでも、無料で始めたい人
できれば、相手にもわかりやすいツールを選びたい人

そんな方に向けて、「今から使うならどれが合っているか?」に沿った解説をしていきます。
まずはそれぞれのツールの特徴を見ていきましょう。

目次

1. 会議ツール3選|それぞれの特徴は?

オンライン会議ツールには、それぞれに得意な場面や使い勝手の違いがあります。
ここでは、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの3つについて、特徴をわかりやすく整理します。

Zoom】使いやすさと安定感で人気の定番ツール

Zoomは、オンライン会議ツールの代名詞とも言える存在です。
特に「会議を開く」「参加する」という体験に特化した設計で、導入のしやすさが特徴です。

操作が直感的で、初めての人でも扱いやすい
URLをクリックするだけで参加できるシンプルさ
画面共有や背景変更など、会議に便利な機能が充実
無料プランでも多くの機能が使えるが、時間制限に注意

Zoomの特徴は、操作がシンプルでありながら、必要なら細かい設定もできる、という点です。
実際、ホーム画面もシンプルで、すぐ会議を始められる、わかりやすい画面構成です。

Zoomのホーム画面

通話画面も、とてもシンプルです。
使い慣れてなくても、「会議に参加して、終わったら退出」するだけなら、ほとんど迷うことはありません。

Zoomの通話画面

一方で、慣れてきたら詳細な設定もできるのが魅力です。
例えば、以下のような機能を、必要に応じて使うこともできます。

ミーティングのロック
待機室(ロビー)の活用
音声・ビデオの事前設定
バーチャル背景のカスタマイズ
ブレイクアウトルームの設計

最初は簡単に、あとから本格的に使えるのがZoomの強みです。
特に「参加リンクをクリックするだけでOK」という手軽さは、PCに不慣れな人が相手でも導入しやすいポイントです。

【Google Meet】Googleアカウントがあればすぐ使える

Google Meetは、Googleアカウントがあれば誰でも利用できる手軽さが魅力です。
普段からGmailやGoogleカレンダーを使っている人にとっては、非常に自然に使い始められるツールです。

インストール不要、ブラウザだけで会議ができる
GmailやGoogleカレンダーと連携して使える
複雑な設定をしなくても会議が始められる
シンプルなぶん、カスタマイズ性や機能は控えめ

Google Meetの特徴は、機能がビデオ通話に限定されていて、UIもシンプルなことです。
実際のホーム画面を見てみても、会議を始めるという機能以外はありません。

Google Meetのホーム画面

通話画面も、操作はシンプルです。これと言って特徴はありません。
強いてあげるなら、画面操作のときのアニメーションが滑らかなことくらいです。

Google Meetの通話画面

Googleのサービス全般に言えることですが、基本的に1つのアプリで1つの機能という作りが多く、複数のアプリを連携させて使う、という使い方ができるようになっています。

例えば他の会議ツールでは、チャット機能がついているものも多いです。
Google Meetにはその機能はありませんが、「Google Chat」という別のアプリが用意されていて、それを使うことができます。
また、GoogleカレンダーやGmailが、相性が良いアプリとして連携して使用されます。

【Microsoft Teams】会議だけでなく、多機能で業務全体をサポート

Microsoft Teamsは、オンライン会議にとどまらず、チャット・ファイル共有・スケジュール管理までをカバーする、ビジネス向けの多機能コミュニケーションツールです。

チャット、ファイル共有、予定管理まで一体化
会議はもちろん、継続的なやりとりにも強い
Microsoft 365との親和性が高く、Officeユーザーに最適
設定画面や操作がやや複雑で、最初は慣れが必要

ミーティング画面は、ZoomやGoogle Meetと比べても、機能的に整理されている印象で、直感的な使用感とは違う設計に見えます。

Microsoft Teamsのホーム画面

それに比べて、通話画面はシンプルでわかりやすいレイアウトです。

Microsoft Teamsの通話画面

Microsoftのサービスを業務で利用している方にとっては、特にスムーズに使える会議ツールです。
他のオンライン会議ツールと比べると、少し毛色の違うアプリであることも特徴です。
以下のポイントから、その設計思想や用途の広がりが見えてくるはずです。

✅️ チャット・会議・ファイル共有が一体化
会議中だけでなく、日常的なテキストチャットやファイルのやりとりもできる。
会議の履歴や共有ファイルもチャット画面からすぐに確認可能。
コミュニティ(グループチャット)や1対1のチャットも活用できる。

✅️ Office製品との連携に強い
Word・Excel・PowerPointなど、Microsoft 365との連携がスムーズ。
会議中にも共同編集が可能で、チーム作業が効率化される。

✅️ ロビー機能・招待の柔軟性など、ビジネス向け機能が充実
ロビー設定や参加者の権限管理など、企業利用を前提とした機能が多い。
会議の予定をOutlookカレンダーから管理・招待できる。
ブラウザからの参加でも、ゲストアクセスが可能。

✅️ Microsoftアカウントさえあれば無料でも利用可能
無料プランでも60分までの会議が可能。
アプリ版とWeb版どちらも使え、複数デバイスで連携できる。

2. 無料プランの機能比較|どこまで使える?

Zoom・Google Meet・Microsoft Teams、それぞれの無料プランで提供される機能には、共通点もあれば違いもあります。以下の比較表で、代表的な機能の違いを一覧で確認してみましょう。

スクロールできます

Zoom

Google Meet

Microsoft Teams
会議の時間制限40分60分(3人以上)
24時間(2人のみ)
最大60分
参加可能人数最大100人最大100人最大100人
画面共有できるできるできる
録画機能有料のみ有料のみ有料のみ
背景ぼかしできるできるできる
チャット機能
アカウント無しで参加ブラウザのみブラウザのみできる

プランの適応は、主催者に依存しています。
主催者が有料プランを契約している場合は、それぞれの有料プランの機能が開放されています。

① 会議の時間制限


オンライン会議ツールの無料プランでは、1回の会議の時間制限が短いです。
制限時間になると、自動的に会議は終了になります。

ただし、回数制限が設けられているわけではないので、終了してしまった場合でも、再度会議を作成すれば再開できます。
業務で使用する場合、有料プランの契約が視野に入ってきますが、個人でビデオ通話として使用する場合は、無料プランでも充分使える範囲です。

② 参加可能人数

同時接続可能な参加者数は、無料プランでも100人なので、ほとんどの場合問題ありません。

③ 画面共有

画面共有の使い道としては、
自分が操作する資料を見せながら、説明する
分からない操作を、実際の画面を見せながら教えてもらう
と言った場合に活躍する機能です。

実際の自分のPC上で、共有する画面やウィンドウを選んで、表示することができます。
オンライン会議上でのライブ配信のような機能です。

通話画面のレイアウト

*画像はGoogle Meetのものです。

④ 録画機能

録画機能は主に業務用途向けの機能で、無料プランでは利用できないサービスがほとんどです。
「議事録代わり」「研修の記録」など、業務用途では重宝されますが、個人利用であれば、あまり使わない機能です。

⑤ 背景ぼかし

背景ぼかしとは、自分の映像はそのままに、背景だけをぼんやりと処理する機能です。
生活感のある部屋や、映したくない物が写ってしまうのを防げるので、プライバシー対策としても便利です。

その他にも、バーチャル背景などの機能もあり、好きな画像を取り込んで背景にすることもできます。
切り取り精度が気になるところですが、どのアプリでも通常使用していて、全く問題ありません。

背景フィルターの設定画面

*画像はZoomのものです。

部屋が散らかっているとき
自宅で仕事や打ち合わせをする場面
プライベート空間をなるべく見せたくないとき

そんなときに役に立つ機能です。

⑥ チャット機能

チャット機能とは、会議中にテキストでメッセージを送れる機能です。
話しにくいタイミングでの補足や、リンク・資料の共有、簡単な挨拶などに便利です。

✅️ Zoom: 会議ごとのチャットルームがあり、全員宛と個別宛の両方に送信できます。会議終了後に内容を保存することも可能(ホストの設定次第)。

✅️ Google Meet: 会議中のチャットが可能ですが、個別送信はできません。また、会議が終了するとチャット内容は消えます。

✅️ Microsoft Teams: 会議中のチャットに加えて、会議終了後も継続して閲覧・やりとりが可能です(アカウント参加が前提)。チームやチャネルとの連携もあり、業務用途に強い設計。

通話中に、音声通話とは別に、テキストでのコミュニケーションができます。
例えば、声を出せない環境にいる参加者がチャットで発言したり、データの共有などが可能です。

Microsoft Teamsのチャット画面

*画像はMicrosoft Teamsのものです。

⑦ アカウント無しで参加

オンライン会議ツールの中には、「アカウントを持っていない人」でも参加できるものがあります。
アカウント登録が不要=気軽に参加できるという点で、特に初めて使う人との会議では重要な機能です。

✅️ Zoom: 招待リンクからブラウザで参加可能。アカウントなしでも入室できます。

✅️ Google Meet: 招待リンクから参加可能。ただし、Googleアカウントでログインが求められる場合があります(主催者側の設定による)。

✅️ Microsoft Teams: 招待リンクからブラウザ経由で参加可能。アカウントを作らずに参加可能な「ゲスト参加」モードあり。

主催者の設定次第で、アカウントログインが必須になる場合があります。
大事な会議がある場合、アカウントを用意するのが確実です。

急ぎの場合や、PCに不慣れな人にとりあえず参加してほしい場合など、そういった場合の利用に便利です。

オンライン会議ツールは、無料でも十分に活用できる機能を備えています。
特に「会議の時間制限」「参加人数」「アカウントの有無」など、自分が使うシーンに合わせてチェックしておくことで、ストレスの少ない選択ができます。

まずは実際に使ってみて、使い勝手を比べてみるのもおすすめです。
どのツールも、想像以上にスムーズに会議を始められるようになっています。

3. 実際に使ってみてオススメは?

もし業務で使用している場合、日常的に使っているツールを、そのまま使うのが現実的です。
Microsoft 365を使っていればTeams、Google Workspaceを使っていればGoogle Meetを選ぶのがスムーズです。

一方で、プライベートや個人事業主として使う場合は、Google MeetZoomが扱いやすく、導入のハードルも低めです。

Google Meetは「とにかくシンプル」

Googleアカウントさえあればすぐに使えて、設定が非常にシンプル。初めての人でも迷わず使えるのが強みです。
以下、実際に使ってみた率直な感想です。

とにかくシンプル・簡単
Googleサービスとの連携がスムーズ
時間制限が長め(1時間)でストレスが少ない

アプリをインストールするという選択肢がなく、PC操作が苦手な人にも薦めやすいツールです。
かと言って、性能面で問題があるわけではなく、ビジネスでも使用される信頼できるアプリです。

Zoomは「シンプルに使えて、必要に応じてカスタムもできる」

Zoomは、同じく手軽に始められるうえ、背景設定や画面共有の細かなカスタマイズが可能で、使いこなしたい人にも向いています。

背景設定を、アプリの設定で行える
細かい設定項目が用意されている

Google Meet・Microsoft Teamsでは、背景設定は会議前のプレビュー画面でしか設定できません。
その点、アプリの設定で、事前に背景を含めたカメラ確認ができる点は、ストレスのない設定になっています。

無料プランだと、会議の時間制限が40分と短いことが、気になる点ではあります。

どちらも無料で試せるので、「シンプルさを求めるならGoogle Meet」「使い慣れてきたらZoomで自由度を活かす」など、自分のスタイルに合わせて選んでみてください。

直感を信じてみるのも、いいんじゃないの

4. まとめ|自分に合った会議ツールを選ぼう

オンライン会議ツールには、それぞれに特徴や得意な場面があります。

Zoom:豊富な機能と安定した通話品質で、ビジネス会議に強い
Google Meet:手軽さとシンプルな操作性が魅力。Googleサービスとの親和性も高い
Microsoft Teams:会議だけでなく、チャットやファイル共有も含めた包括的なコラボツール

「どれが優れているか」ではなく、「どんな場面で、誰と使うか」が選び方のポイントです。
まずは自分の目的に合ったツールを1つ試してみて、必要に応じて他のサービスも取り入れていくと良いでしょう。

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