
ハードなのに、ソフトなんだね



…? ハードだよ
外付けHDDやUSBメモリを使っていて、こんな経験はありませんか?
- 接続したのに反応がない
- 「フォーマットしますか?」と表示される
- 使っていたら突然アクセスできなくなった
外付けストレージは便利な反面、扱い方を誤るとトラブルにつながりやすい機器でもあります。 この記事では、「なるべく壊さず、安全に使うための基本」と「万が一トラブルが起きたときの対処法」をまとめて紹介します。
目次
正しく取り外す|“抜くだけ”は危険
外付けHDDやUSBメモリは、接続した状態でいきなり抜いてしまうと、次のようなトラブルが起こることがあります。
- 保存中のデータが壊れる
- 機器自体が認識されなくなる
✅ 安全な取り外し手順
- 画面右下のタスクバーから「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンをクリック
- 対象のデバイスを選択
- 「ハードウェアの取り外しが安全に行えます」と表示されたら抜いてOK
※何も起きない場合は、裏でアプリが使っている可能性があります。一度PCを再起動すると解除される場合があります。
フォーマットとは?使えないときの最終手段
ストレージが「読み込めない」「エラーが出る」などの状態でも、中身にこだわらない場合はフォーマットすることで使えるようになることがあります。
✅ フォーマット=初期化
- 中に入っているデータはすべて削除される
- 新しく使える“まっさら”な状態にする
✅ フォーマットの方法
- エクスプローラーで該当のドライブを右クリック
- 「フォーマット」を選ぶ
- ファイルシステム(迷ったら「exFAT」)を選択し、「開始」をクリック
✅ フォーマットするのはこんなとき
- 「フォーマットしますか?」という表示が出る
- エラーで中身が確認できないが、データに未練がない
※中のデータを残したい場合は、フォーマットは避けてください。
エラーが出るときの対処法
✅ エラーチェックを使ってみる
- エクスプローラーで該当のドライブを右クリック
- 「プロパティ」→「ツール」タブを選択
- 「エラーチェック」→「チェック」ボタンをクリック
Windowsが自動で問題を検出・修復してくれます。
✅ chkdskコマンドでしっかり調べる
より詳しく調べたい場合や、反応が悪いときはコマンド操作でも確認できます。
- 「スタート」→「cmd」と検索し、右クリックで「管理者として実行」
- 以下のように入力してEnter:
chkdsk E: /f
※「E:」の部分は、修復したいドライブの文字に合わせてください。
データは消える前提で扱う|バックアップのすすめ
外付けストレージは、いつか壊れる可能性のある“消耗品”です。 大切なデータは一箇所に保存せず、こまめに別の場所にもバックアップをとっておきましょう。
- 重要なファイルはクラウドにも保存する
- 定期的に別のUSBメモリやHDDにコピーしておく
まとめ
- 外付けHDDやUSBメモリは、正しく扱えば長く使える
- 「安全な取り外し」だけでもトラブルを大きく減らせる
- 「中身はいらない」場合は、フォーマットですぐ再利用できる
- データを守るには、バックアップを忘れずに