ソフトウェアのインストール・アンインストール方法|Windowsの基本操作

インストール・アンインストールの方法を紹介する記事のアイキャッチ
どっちがどっちなの?
”ホーム”と”改札”よりは、わかりやすいよ

PCに慣れていないうちは、インストールやアンインストールは、手順や用語がわからず不安になるものです。
特にWindowsは、機能面を重視した設計になっていて、カスタムの自由度も高いため、操作画面や用語が直感的でないことがよくあります。
初心者にとっては「どれをどう選べばいいのか分からない」と感じやすいのは、そのためです。

とはいえ、ソフトを使うために、すべての仕組みを覚える必要はありません。
手順さえ確認できれば、誰でも使用できるようにデザインされたものだと、分かってくるはずです。
この記事では、以下の順に沿って、基本的な操作方法を解説します。

ソフトをインストールする方法
ソフトをアンインストールする方法
Microsoft Storeアプリのインストール・アンインストール

まずは手順を確認しながら、使われている用語に慣れるところから始めてみましょう。

目次

1. ソフトをインストールする方法

インストールとは、ソフトをパソコンに取り込み、使える状態にすることです。単にファイルをダウンロードしただけでは、そのソフトはまだ使えません。
もしダウンロードインストールを混同しているなら、一度整理してみましょう。

ダウンロード:インターネットからファイルを自分のパソコンに保存すること。
インストール:保存したファイルを使えるようにパソコンに取り込むこと。

インストールを行うことで、必要なファイルがパソコン内の決まった場所に配置され、Windowsがそのソフトを認識できるようになります。

インストールの具体的な手順

ソフトをインストールする手順は、基本的にどのソフトでも共通しています。

PCにソフトをインストールするには、インストーラーというプログラムを使って行っています。
なので多くのソフトは、特殊な方法を用いる必要性もなく、ほぼ決まった形式のインストーラーファイルで配布されています。
また、ソフトの開発元も、ユーザーが迷わないように、インストール画面の作りや手順をある程度統一しています。

では実際に、Windowsで一般的なインストールの流れを確認していきましょう。

STEP
インストーラーファイルを入手する

インターネットからダウンロードする場合は、必ず公式サイトや信頼できる配布元から行いましょう。
だいたい下図のように、わかりやすい場所にダウンロードのリンクが置かれています。
見つからない場合は、「(ソフト名) ダウンロード」などのワードで検索すると見つかる場合があります。

公式サイトからインストーラーファイルをダウンロードする

また、プリンターなどの周辺機器を購入したときに、CD-ROMで配布されているものもあります。
そういう場合も同様に、インストーラーファイルがCD-ROMに記録されているので、それを使ってインストールします。
ただ最近では、そういった製品の公式サイトで、最新版が公開されている場合が多いので、そちらからダウンロードすることをおすすめします。

STEP
インストーラーを実行する

ダウンロードしたファイルは、ダウンロードフォルダに入っています。
エクスプローラーの左側の「ダウンロード」フォルダをクリックすると、ファイルを確認できます。
確認できたら、そのファイルをダブルクリックします。

ダウンロードファイルの格納場所

インストーラーが起動して、インストールが開始されます。
ソフトによって違いますが、「利用規約への同意」「インストール先の指定」「追加機能の選択」など、説明に従って進めていくことになります。

STEP
ソフトが起動できたら完了

必要に応じて、アカウントでのログインや、初期設定をします。

もちろんソフトによって、詳細は変わってきますが、上記の大枠の手順が分かっていれば、大体のものには対応することができます。

① ファイルをダウンロード
② ファイルを実行

工程自体はとても単純です。

実際にインストールしてみよう

慣れない作業は、実際やってみないと身につきません。
この機会に、インストールをやってみましょう。

上記で紹介したDropboxというアプリは、無料で使えるクラウドサービスです。
具体的な導入方法から使い方まで、画像付きで解説していますので、是非参考にしてみてください。

2. ソフトをアンインストールする方法

アンインストールとは、インストールされたソフトを削除することをいいます。
インストールではインストーラーを使ったように、アンインストールでもアンインストーラーというプログラムを使って削除します。

エクスプローラーでソフトのフォルダを直接削除するだけでは、関連する設定やレジストリ情報が残ってしまい、動作不良の原因になる場合があるので、原則行わないようにしましょう。
必ず、Windowsのアンインストール機能やソフト付属のアンインストーラーを使って、アンインストールを行います。
そうすることで初めて、ソフト本体のファイルや関連する設定をPCから削除することができます。

アンインストールの具体的な手順

Windowsでのアンインストールの方法は、大きく分けて2通りあります。
1つは「設定」アプリから行う方法、もう1つは「コントロールパネル」から行う方法です。
どちらも最終的には同じアンインストール機能を使ってソフトを削除するので、どちらを使っても問題ありません。

設定:Windows 10/11に標準搭載されている、見やすく簡単な操作画面。初心者向け。
コントロールパネル:従来のWindowsからある詳細設定用の画面。より細かい操作ができる。

一般ユーザーにとって、より分かりやすい「設定」アプリがWindows10以降導入されています。
この2つは、重複する機能もあるのですが、古い機能や設定が完全移行していないため、コントロールパネルも併存して残っている状態なのです。

使いやすい方のやり方で、アンインストールしましょう。
初心者の方は、操作がシンプルで見やすい「設定」アプリからのアンインストールがおすすめです。

「設定」からアンインストールする方法

STEP
設定を開く

スタートメニューから、「設定」を開きます。
「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選びます。
*下図のようにスタートメニューから、個別のアプリを「右クリック」→「アンインストール」から「設定」のアプリ一覧を直接開くこともできます。

アプリをアンインストールする手順
STEP
アプリをアンインストールする

削除したいアプリ名の右側の3点マークをクリックします。
選択肢が表示されるので「アンインストール」をクリックします。

設定アプリからアンインストールする方法
STEP
アンインストールの実行

アンインストーラーの指示に従って進めます。
アプリによって、確認画面が違う場合がありますが、表示される指示に沿って進めばOKです。

「コントロールパネル」からアンインストールする方法

STEP
コントロールパネルを開く

スタートメニューの検索欄に「コントロールパネル」と入力し開きます。

STEP
「プログラムのアンインストール」画面を開く

コントロールパネルの「プログラム」から「プログラムのアンインストール」をクリックします。

コントロールパネルからアプリのアンインストール画面を開く方法
STEP
アプリのアンインストール

削除したいアプリをダブルクリック。
もしくは、右クリックから「アンインストール」をクリックします。

コントロールパネルからアプリのアンインストールをする手順
STEP
アンインストールの実行

アンインストーラーの指示に従って進めます。
この方法でも、アプリによって確認画面が違う場合があります。表示される指示に沿って進めばOKです。

アンインストールの手順は、一度覚えてしまえば難しいものではありません。
大切なことは、上記のようにアンインストール機能を使用しないと、正常に削除できないということです。

3. Microsoft Storeアプリのインストール・アンインストール

Microsoft Storeとは、Windows 10/11 に標準搭載されている公式アプリストアです。

スマートフォン向けのApp StoreGoogle Playを利用したことがあれば、イメージしやすいと思います。
スマホでのアプリのインストールと同じ感覚で、ワンクリックでアプリやゲーム、拡張機能などを安全にダウンロードできます。

特徴としては、Microsoftが審査・配信しているため、ウイルスや不正ソフトのリスクが低く、初心者でも安心して利用できることです。
上で紹介したDropboxなども、Microsoft Storeでリリースされています。ただし、公式サイトから入手できるアプリとは仕様が違うもので、簡単に利用できる分、アプリによっては機能が制限されていたりします。
スマホアプリで同様の経験をされていれば、イメージできるのではないでしょうか。

また、Windowsに標準搭載されているMicrosoftのアプリは、ほとんどがMicrosoft Storeのアプリです。
なので通常、Microsoftアプリをアンインストールして整理したい場合は、これから紹介する簡単な方法で完了します。

Microsoft Store用のアプリをアンインストールする方法

Microsoft Storeから入れたアプリのアンインストール方法は、上で紹介したものよりさらに簡単です。
スタートメニューからアプリ一覧を開きます。
削除したいアプリを選んで、右クリック → 「アンインストール」で削除できます。

Microsoft Storeアプリのアンインストール方法

こちらは設定画面を開かずに簡単に削除できるのが特長です。
また、Microsoft Storeのものではなかった場合は、「設定」のアプリ一覧画面が開くので、そこからアンインストールすることができます。

Microsoft Store用のアプリをインストールする方法

スタートメニューで「Microsoft Store」を検索などして、ストアアプリを開きます。
ストアの検索窓で欲しいアプリを検索します。
アプリのページから「インストール」をクリック。

Microsoft Storeからアプリをインストールする方法

これだけでアプリのインストールが完了します。
Microsoft Storeでのアプリの導入に関しては、スマホを使い慣れている方には直感的に分かるものになっていると思います。

なお、Microsoftアプリの中には Microsoft Edgeや一部のシステムアプリのように、アンインストールできないアプリがあります。これらはWindowsの基本機能と深く連動しているため、削除するとシステムが正常に動作しなくなる可能性があるためです。

補足|PCでの操作をより楽にするために

PC操作でよく使用する「設定」「コントロールパネル」など、普段からよく使うものに関して、スタートメニューやタスクバーにピン留めしておくなど、好みによってカスタマイズしておくと、よりPCが使いやすくなります。
感覚的には、スマホのアイコン整理のようなものです。

そういった、アプリへのアクセス環境を整えるような設定を解説した記事も、是非参考にしてみてください。

ためしに覗いた窓から、旅が始まることもあるよ

6. まとめ

ソフトのインストールやアンインストールは、Windowsを使う上で欠かせない基本操作です。
一度流れを覚えてしまえば、どのソフトでも応用できるため、怖がらずに試してみましょう。

アンインストールは、必ずWindowsの専用機能やソフト付属のアンインストーラーを使うことが大切です。
Microsoft Storeアプリの場合は手順がさらに簡単ですが、Edgeなど削除できないアプリもあります。

また、ソフトを使う方法は、必ずしもインストールだけではありません。
ブラウザから直接利用できるWebアプリや、クラウドサービスなど、場面によってはより便利になる選択肢もあります。
詳しくは、別記事「アプリ版とブラウザ版の違い」で解説していますので、あわせて参考にしてください。
ソフトは入れっぱなしだと乱雑になってきます。たまに整理をすることで、良い作業環境を維持していきましょう。

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