



PCは、できることの自由度が高いので、初めて触れると「どこから始めたらいいんだろう?」と迷うことがあるかもしれません。
また、使う目的がしっかりあっても、初期設定やセキュリティ設定など確認すべきことが多く、慣れないうちは戸惑うかもしれません。
とは言え、近頃のPCは初心者にも使いやすいように、シンプルで直感的な操作画面になっています。
ちょっとしたPCのクセを理解することで、使い方はグッと上達します。
本記事では、パソコン初心者の方が安心して使い始められるように、Windows11で最初に設定しておきたいポイントをわかりやすく整理しています。
インターネットの基本知識から、ユーザーアカウントの作成方法、セキュリティ設定、さらに便利なツール導入まで、順番に解説していきます。
各項目のさらに詳しい内容は、詳細記事で解説していますので、興味のあるものをチェックしてみてください。
さっそく一緒に確認していきましょう。
1. Windows11の基本設定ガイド|初期設定とアカウントについて
最初にPCを開いたとき、何から手をつければいいか迷うことがあるかもしれません。
アカウント作成やプライバシー設定など、見慣れない画面が続くので、前知識がなければ戸惑うことが多いです。
また、Windows11では、はじめてPCを起動するときにMicrosoftアカウントの作成が必須になっています。
そのため、インターネットに接続できる環境がないと初期設定が進められません。
まずは、インターネット回線を用意して、以下の初期設定の手順に進んでください。
電源を入れた最初の画面から、実際の画面を使って説明していますので、設定していきましょう。


ユーザーアカウントとMicrosoftアカウント
Windowsパソコンを使っていると、ユーザーアカウントとMicrosoftアカウントという、2種類のアカウントが出てきます。通常、1ユーザー1アカウントで使う場合は、特に迷うことはありません。なので、使いながら必要に応じて確認できていればOKです。ここでは、簡単にその違いを説明しておきます。
ユーザーアカウントとは?
ユーザーアカウントとは、そのPCの使用者を識別するためのアカウントです。
基本的にはPC固有のアカウントで、他のデバイスに自動で引き継がれることはありません。
ただし、ユーザーアカウントをMicrosoftアカウントで作成することで、インターネット経由で他のPCやスマホと設定やデータを同期が可能になります。
この方法がWindows11では推奨されていて、初期設定時もMicrosoftアカウントを作成することになります。
一方で、Microsoftアカウントを使わずに作成するとローカルアカウントになります。
インターネット接続は不要ですが、同期やOneDriveなどの便利な機能は使えません。
Microsoftアカウントとは?
Microsoftアカウントは、Googleアカウントなどと同じように、オンラインサービスを利用するための共通アカウントです。
Outlook、OneDrive、Office、Xboxなど、Microsoftが提供するさまざまなサービスを、この1つのアカウントで使うことができます。
本来はデバイスに依存しないアカウントですが、Windowsのユーザーアカウントとしての役割も果たします。
アカウントについては、別の記事でもっと詳しく解説していますので、下の記事から参照してください。




2. インターネットの基礎知識・使い方を知る
パソコンを使うとき、欠かせないのがインターネットです。
メールを送るのも、調べものをするのも、ファイルを保存するのも、ほとんどの作業はインターネットにつながっていることが前提になっています。
なので、PCを使い始める前にインターネットとはどういうものかをざっくり理解しておくことが大切です。
回線の種類を知る
インターネットに接続するには、光回線・Wi-Fi・モバイル回線(4G/5G)など、いくつかの方法があります。
自分の利用目的によって、最適な回線は変わってきます。
安定して大容量の通信環境が欲しい場合は、光回線が適していることが多いです。外出先で使うことが多ければ、大容量のモバイルプランでテザリングするか、モバイルWi-Fiという選択肢もあります。
トラブルにどう対応するか
インターネットは便利ですが、ときどき接続が不安定になることがあります。
「Wi-Fiがつながらない」「ページが開かない」といったトラブルに遭遇したら、通信障害かの判断も含めて、自分の手で対処しなければならない場面もあります。
そのためには、インターネットがどういう仕組みで自分の端末まで繋がっているのかを、知っておくことが大切です。専門家になる必要はありませんが、流れだけでも理解しておくと対応力が身につきます。
信頼できるサービスや情報を見極める
インターネット上には無数のサービスや情報が存在しますが、すべてが安全とは限りません。
アカウント登録などで、個人情報を送信する場合、そのサービスが信用できるかの判断基準を持っていなければなりません。
また、情報を読むときなども、情報源が信頼に足りるものか、常に疑う必要があります。
以下でさらに詳細な説明をしていますので、一度確認してみてください。


3. 家族でPCを使うとき|Windowsの機能を活用する方法
パソコンを家族で共有するときは、1人につき1つのユーザーアカウントを作成することで、それぞれがプライベートな領域を持つことができます。
そうすることで、デスクトップや保存ファイルを分けて管理でき、誤って他人のデータを消してしまう心配も減ります。
設定方法は以下の記事を参考にしてみてください。


また、小さいお子さんがいる場合、有害な情報に触れさせないなどの、機能の制限をすることができます。
上記のような1台のPCを共有する場合でも、また個別にお子さん用のPCがある場合でも、機能制限付きのアカウント設定は可能です。
制限付きアカウントを作成すると、管理者権限で利用時間やアクセスできるサイトを管理することが可能になります


4. セキュリティ対策|PCを安全に使うための基本設定
PCに関する基本知識の中でも、最も重要になるのがセキュリティについてです。
Windowsには、Windowsセキュリティというソフトウェアが標準で搭載されています。なので、このセキュリティソフトを活用することが、対策の基本になってきます。
ここでは、簡単に以下のチェックリストがクリアできているか確認してみてください。
全部クリアできていれば、セキュリティに対する感度は高いです。
以下の記事では、そういったセキュリティソフトに関する話に加えて、もう少し幅広くリスクから身を守る方法について解説しています。
インターネットを使う上で、大事な考えになりますので、ぜひ参考にしてみてください。


また、Windowsセキュリティの具体的な設定方法については、以下の記事で画像付きで解説しています。
手順通り設定できれば、ひとまず安全な環境が作れるようにできるような構成になっています。
こちらも合わせて御覧ください。





5. 便利なツールを入れておこう
PCでインターネットを使うときに欠かせないのが、ブラウザです。
Windowsには標準でMicrosoft Edgeが入っていますが、追加でインストールしておきたいブラウザとして、多くの人に選ばれているのがGoogle Chromeです。
機能性やセキュリティ性能に優れていることに加えて、いちばんのおすすめポイントは、Googleサービスと相性が良いことです。
例えば、Google Chromeを使う際、アカウントにログインしておけば、Gmail、Google Drive、Google Mapなどがログインした状態でそのまま使うことができます。また同じアカウントで使用していれば、自動的に同期され、別の端末でも同じ環境で使用できます。
操作がシンプルで直感的なことも、初心者にもおすすめできるポイントです。これは、Googleサービス全般に共通する特徴でもあります。


6. まとめ
ここまで、PCを使う上での準備段階についての内容を紹介してきました。
確認することは多いかもしれませんが、それだけWindowsというOSの、自由度の高さも感じられると思います。
次のステップとして、以下のような基本操作をまとめています。
基本操作を覚えることで、PCを使うことが更に楽しくなってきます。
興味のあるものから、ぜひ試してみてください。

