【音を整える】DaVinci Resolveのオーディオ追加と音量調整

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DaVinci ResolveでBGMを追加して音量を調整する編集画面

BGMや効果音を追加したくても、どこへ素材を置き、どの画面で音量を変えるのか分からないことがあります。
DaVinci Resolveでは、1つのクリップ、トラック全体、動画全体で、音量を調整する場所が異なります。

【この記事で分かること】

オーディオ素材の追加

BGMの使用範囲

音声のフェード

クリップごとの音量調整

ミキサーでの全体調整

私自身は音響を細かく作り込むことは少なく、再生したときにうるさく感じない程度に整えています。
操作そのものより、インスペクタやミキサーなど、調整機能の場所を把握するまでに迷いました。

音量はどこで変えるの?
1つの音ならクリップ、まとめて変えるならミキサーを使うよ。

この記事では、オーディオ素材の追加、必要な範囲の切り出し、フェード、音量調整の場所を画像付きで解説します。
エディットページだけで、動画に音を加えて全体の音量を整える流れを確認できます。

操作画面はWindows版DaVinci Resolve 21の無料版です。
バージョンや画面の幅によって表示が異なる場合があります。

周囲の音から声を聞き取りやすくしたい方へ

DaVinci Resolve Studioでは、AIボイスアイソレーションを使い、声と周囲の音を分けて調整できます。

この記事で扱う素材の追加や基本的な音量調整は無料版でも行えます。
撮影環境の雑音が気になる場合は、必要な音声機能を確認してみてください。

\ 音声機能と最新の価格を確認 /

※基本的なオーディオ編集は無料版で始められます。
購入前に、必要な機能とパソコンの動作環境、販売形態をご確認ください。

目次

1.オーディオ素材の追加方法

音声素材は、動画や画像と同じようにメディアプールからタイムラインへ追加します。
BGM、効果音、ナレーションなど、音声だけの素材はオーディオトラックへ配置します。

 動画で操作の流れを確認したい方は、こちらをご覧ください。

1-1.再生ヘッドの位置へ音声素材を配置する

STEP
音を入れる位置を決める
猫の映像へ音声を追加する操作例のタイトル画面

タイムラインを再生し、音を入れたい位置へ再生ヘッドを移動します。

タイムラインで音声素材を追加する位置へ再生ヘッドを移動する画面
STEP
音声素材を配置する

メディアプールの音声素材を、再生ヘッドの位置へドラッグします。
映像とは別のオーディオトラックへ置くと、追加した音声だけを移動できます。

メディアプールの音声素材を再生ヘッドの位置へドラッグする操作
STEP
【補足】スナップを有効にする

クリップの端が再生ヘッドへ合わない場合は、タイムライン上部の磁石アイコンをクリックし、「スナップ」を有効にします。

音声クリップを再生ヘッドへ合わせるためスナップを有効にする画面

スナップが有効な状態では、クリップの端を再生ヘッドやほかのクリップの端へ近づけると位置がそろいます。

1-2.BGMの使う範囲を整える

BGMの途中に使いたい部分がある場合は、その位置を探して必要な範囲を残します。
カットした位置から音が急に始まる場合は、フェードインを加えると音の立ち上がりがなめらかになります。

STEP
BGMをオーディオトラックへ配置する

BGMも同じ方法でメディアプールからオーディオトラックへ配置します。
声や効果音とトラックを分けておくと、それぞれの音量をミキサーで調整できます。

猫の映像とは別のオーディオトラックへBGMを追加した画面
STEP
使いたい音の位置を探す

BGMを再生し、映像に合わせたい音の位置へ再生ヘッドを移動します。

BGMを再生して映像に使いたい音の位置を探す画面
STEP
BGMを分割する

再生ヘッドの位置でBGMを分割し、使わない部分を削除します。
分割方法は、カット編集の記事で確認した操作と同じです。

再生ヘッドの位置でBGMを分割して使う範囲を残す操作
STEP
フェードインを付ける

音声クリップ左上の白いハンドルを右へドラッグし、フェードインの長さを決めます。
フェードアウトは、クリップ右上のハンドルを左へドラッグします。

BGMの先頭へフェードインを付けて音の立ち上がりを整える操作

音声のフェードイン・フェードアウトも、映像クリップと同じようにハンドルをドラッグして調整できます。

2.音量調整をする方法

音量は、クリップ単体、トラック全体、複数のトラックをまとめるBusで調整できます。
クリップ・トラック・Busでは、変更が反映される範囲が異なります。

調整する場所音量が変わる範囲
インスペクタ/音量ライン選択したクリップ
ミキサーのA1・A2など同じトラックにある音声
ミキサーのBusBusへ送られる音声全体

聞こえ方は素材や再生環境によって変わるため、ここでは特定の数値に固定しません。
再生しながら、声や必要な音を邪魔するほど大きくなっていないかを確認します。

2-1.インスペクタでクリップの音量を変える

音量を変えたいクリップを選択し、画面右上の「インスペクタ」を表示します。
「オーディオ」タブにある「ボリューム」の数値またはスライダーで、選択したクリップだけを調整できます。

インスペクタのオーディオタブで選択したクリップの音量を調整する画面

2-2.音量ラインでクリップの音量を変える

タイムライン上の音声クリップには、中央に音量ラインが表示されます。
ラインを上下へドラッグすると、インスペクタを開かずにクリップの音量を変更できます。

音声クリップ中央の音量ラインを上下へドラッグして調整する操作

2-3.ミキサーで全体の音量を変える

同じトラックに並んだ音声をまとめて変える場合は、ミキサーを使います。
最後にBusのメーターを確認すると、すべての音を合わせた状態を見ながら全体を調整できます。

STEP
ミキサーを表示する

エディットページ右上の「ミキサー」をクリックし、タイムラインの右側へミキサーを表示します。

エディットページ右上のミキサーをクリックして表示する画面
STEP
トラックごとに音量を変える

A1・A2・A3など、調整したいトラックのフェーダーを上下へ動かします。
同じトラックにあるすべての音声へ音量の変更が反映されます。

ミキサーのフェーダーでオーディオトラックごとの音量を調整する操作
STEP
Busで全体の音量を整える

動画を再生し、Busのメーターを見ながら全体の音量を確認します。
Busのフェーダーを上下へ動かすと、Busへ送られている音声をまとめて調整できます。

ミキサーのBusメーターを見ながら動画全体の音量を調整する画面

個別の音が大きい場合はクリップまたはトラックを調整し、すべての音を合わせた出力が大きい場合はBusを調整します。

3.【Q&A】オーディオ編集で困ったとき

タイムラインを再生しても音が出ないときは?

まず、タイムラインに音声クリップが配置されているかを確認します。
次に、対象トラックやBusの「M」が有効になっていないか、別のトラックの「S」だけが有効になっていないかを確認してください。

再生中にミキサーのメーターが動いている場合は、音声信号がミキサーまでは届いています。
パソコンの音量、スピーカーやイヤホンの接続、OSで選択されている出力先を確認します。

複数のクリップの音量をそろえられますか?

対象の音声クリップを選択して右クリックし、「オーディオレベルをノーマライズ」を使うと、指定した基準に合わせて音量を調整できます。
録音状態や音の内容が異なると、数値をそろえても同じ大きさには聞こえない場合があります。

ノーマライズ後に再生し、必要なクリップだけインスペクタや音量ラインで調整します。

クリップの一部分だけ音量を下げられますか?

WindowsではAlt、MacではOptionを押しながらクリップの音量ラインをクリックすると、音量を変える点を追加できます。
下げたい範囲の前後に点を置き、その間のラインを下へドラッグしてください。

BGMの途中だけ小さくしたい場合や、急に大きくなる音を抑えたい場合に使えます。

特定のトラックだけ音を消せますか?

音を消したいトラックの「M」をクリックすると、そのトラックをミュートできます。
もう一度クリックすると解除されます。

「S」は選択したトラックだけを聞くソロ機能です。
ほかのトラックから音が出ない場合は、「S」が有効になっていないかも確認してください。

映像と音声のずれを調整できますか?

タイムラインを拡大し、音を合わせたい映像の位置へ再生ヘッドを置きます。
映像と音声がもともとリンクされている場合は、リンク自体は解除せず、ツールバーの「リンク選択」だけを一時的に無効にします。
音声クリップを選択して左右へ移動し、映像と音の位置を合わせてください。

調整後に「リンク選択」を有効に戻すと、もともとリンクされていた映像と音声を一緒に選択して移動できます。

まとめ

この記事では、オーディオ素材の追加、必要な範囲の切り出し、フェード、クリップ・トラック・Busの音量調整を確認しました。

【この記事で確認してきたこと】

音声素材の配置

BGMの切り出し

音声のフェード

クリップ単位の音量調整

ミキサーでの全体調整

音響を細かく作り込まない場合でも、声がBGMや効果音に埋もれていないか、場面の切り替わりで音量が急に変わっていないかを調整するだけでも印象は良くなります。
気になる部分のクリップやトラックの音量を調整して、声や必要な音を邪魔しないバランスに整えてみましょう。

また、フェードイン・フェードアウトは映像と同じ感覚で操作できるため、タイミングが急だと感じる部分で使用できます。

調整機能の場所が分かれば、基本の音量調整はエディットページだけでできるよ。

音声を追加して音量を整えたら、次は動画の1コマを静止画として切り出してみましょう。
静止画の書き出しと、タイムラインへ追加する方法を次の記事で解説します。

次の記事:DaVinci Resolveの静止画の切り出し方

声とBGMを分けて仕上げたい方へ

DaVinci Resolve Studioには、音楽リミキサーやダイアログセパレーターなど、音声を分けて調整するためのAI機能があります。

声を残してBGMを抑えたい場合や、音楽の構成要素を調整したい場合に選択肢が増えます。
基本の音量調整だけでは足りないと感じた段階で、用途に合う機能を確認してください。

\ Studioの音声機能を確認 /

※購入前に、必要な機能とパソコンの動作環境、販売形態をご確認ください。

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